Postfixの迷惑メール対策 ブラックリストを設定するための3ステップ
ブラックリストを設定するための3ステップ
Postfixでaccessテーブルを使って特定のメールアドレス、ドメインを拒否する方法を3ステップで説明する。
1. accessテーブルを編集
accessテーブルに拒否するメールアドレスまたはドメインを指定し、そのあとにREJECT(拒否)を指定。
# vi /etc/postfix/access
xxx@xxx.co.jp REJECT xxx.ne.jp REJECT
アクセステーブルの書式については下記URLを参照。
http://www.postfix-jp.info/trans-2.2/jhtml/access.5.html
アクセステーブルを変更した後は、postmapコマンドでインデックスファイルを再構築する。
# postmap /etc/postfix/access
2. main.cfを編集
# vi /etc/postfix/main.cf
下記を追記
smtpd_sender_restrictions = check_sender_access hash:/etc/postfix/access
下記コマンドで設定を反映する
# postfix reload
3. メールのログを確認
accessテーブルに設定した内容にマッチすると下記のようにログがでて、rejectされていることが確認できる。
May 6 15:55:18 mail-03 postfix/smtpd[57483]: NOQUEUE: reject: RCPT from unknown[xx.xx.xx.xx]: 554 5.7.1 <jpauc@xxx.ne.jp>: Sender address rejected: Access denied; from=<jpauc@xxx.ne.jp> to=<xariari@abce.co.jp> proto=ESMTP helo=<xxx.ne.jp>